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  1. 港区議会 2020-11-20
    令和2年11月20日建設常任委員会-11月20日


    取得元: 港区議会公式サイト
    最終取得日: 2021-09-21
    令和2年11月20日建設常任委員会-11月20日令和2年11月20日建設常任委員会  建設常任委員会記録(令和2年第18号) 日  時  令和2年11月20日(金) 午後1時30分開会 場  所  第2委員会室出席委員(8名)  委 員 長  やなざわ 亜紀  副委員長  山野井 つよし  委  員  玉 木 まこと       なかね  大        風 見 利 男       七 戸 じゅん        うかい 雅 彦       井 筒 宣 弘 〇欠席委員        な し 〇出席説明員  芝地区総合支所長街づくり支援部長兼務  野 澤 靖 弘
     都市計画課長               岩 崎 雄 一  住宅課長  野 口 孝 彦  再開発担当課長              手 島 恭一郎  土木課長  佐 藤 雅 紀  地域交通課長               海老原  輔  街づくり事業担当部長           冨 田 慎 二 〇会議に付した事件  1 報告事項   (1) 令和2年第4回港区議会定例会提出予定案件について   (2) 港区緑と水の総合計画(素案)について   (3) 虎ノ門駅南地区地区計画の変更(案)について   (4) 都市再生特別地区の変更(案)について(虎ノ門一丁目東地区)   (5) 虎ノ門一丁目東地区第一種市街地再開発事業の決定(案)について   (6) 港区基本計画・港区実施計画(素案)について  2 審議事項   (1) 請 願元第13号 東京都市計画道路幹線街路環状第4号線にかかる港区立白金児童遊園敷地港区立白金台幼稚園の敷地を東京都に譲渡しないで頂きたい事を求める請願                             (元.11.28付託)   (2) 発 案元第5号 街づくり行政の調査について                              (元.5.29付託)                 午後 1時30分 開会 ○委員長(やなざわ亜紀君) ただいまから、建設常任委員会を開会いたします。  本日の署名委員は、うかい委員玉木委員にお願いいたします。  この際、傍聴者の方にお伝えいたします。委員会の撮影・録音を御希望される場合は、あらかじめ申出書に御記入の上、御提出ください。  なお、撮影・録音は、申出が許可された後にしていただきますよう、お願いいたします。  日程に入ります前に、本日の運営及び今後の各計画の審議について御相談させていただきます。  報告事項(2)「港区緑と水の総合計画(素案)について」につきましては、本日は、理事者から説明を受けた後、資料要求のみを行い、第4回定例会終了後の初回の委員会で質疑を行いたいと思います。  また、報告事項(3)から(5)については、いずれも関連する案件ですので、一括して報告をお受けし、引き続き一括して質疑を行いたいと思います。  また、報告事項(6)「港区基本計画・港区実施計画(素案)について」につきましては、本日は要求資料の説明のみを受け、第4回定例会終了後に集中して質疑を行いたいと考えておりますが、いかがでしょうか。              (「はい」と呼ぶ者あり) ○委員長(やなざわ亜紀君) それでは、そのように進めさせていただきます。  なお、運営方については、質疑の状況を見ながら、必要に応じ、皆様と御相談させていただきたいと思います。皆様の御協力をお願いいたします。  陳情書が議長宛てに提出され、当常任委員会に送付されました。お手元に配付してあります。御参照ください。     ────────────────────────────────── ○委員長(やなざわ亜紀君) それでは、報告事項に入ります。初めに、報告事項(1)「令和2年第4回港区議会定例会提出予定案件について」、理事者の説明を求めます。 ○都市計画課長岩崎雄一君) それでは、報告事項(1)「令和2年第4回港区議会定例会提出予定案件について」、御説明いたします。  まず、資料№1、令和2年第4回港区議会定例会提出予定案件一覧を御覧ください。提出案件は、お手元配付の資料、令和2年第4回港区議会定例会提出予定案件一覧のとおり、議案が21件でございます。  裏面の表を御覧いただきたいと思います。その内訳ですが、条例の制定及び一部改正が15件です。内訳は、新規制定が8件、一部改正が7件でございます。次に、令和2年度補正予算が1件、物品の購入が1件、訴えの提起が1件、指定管理者の指定が2件、事務の委託が1件でございます。  なお、去る10月23日、特別区人事委員会から、議長及び区長に対して、職員の給与に関する勧告がありました。かねてから職員団体等と交渉中でございましたが、昨日、協議が調いましたので、給与条例等につきまして、準備ができ次第、追加提出させていただきます。  また、現在、港区特別職報酬等審議会において、特別職の報酬等について御審議いただいております。その答申の結果によりましては、これに関する条例につきましても、追加提出する予定となっております。  それでは、当委員会に付託が予定されております案件について御説明させていただきます。資料№1-2、令和2年第4回港区議会定例会提出予定案件概要の7ページを御覧いただきたいと思います。  議案第109号訴えの提起についてです。所管は住宅課です。本案は、建物明渡し等の請求に関する民事訴訟を提起するものです。内容、建物の使用料等を滞納し、区の催促に応じないことから、令和2年8月21日付で使用許可を取り消した特定公共賃貸住宅の居住者に対し、建物明渡し及び滞納使用料等の支払いを求める訴えを提起いたします。滞納額は285万1,900円です。  当委員会に付託が予定されております議案は以上1件でございます。  次に、当委員会に関係する案件につきまして御説明をさせていただきます。  資料の6ページにお戻りください。議案第107号令和2年度港区一般会計補正予算(第6号)についてです。所管は財政課です。  資料№1-3、令和2年度港区一般会計補正予算(第6号)の概要の1ページを御覧ください。  項番1の歳入歳出予算の補正についてです。資料の3ページを御覧ください。第7款土木費につきましては、補正前の額が188億3,351万4,000円、補正額が1億318万2,000円の減額、計が187億3,033万2,000円となっております。補正の財源及び説明につきましては記載のとおりでございます。  また、土木費に係る補正額の説明などの詳細につきましては、資料№1-4、補正予算補足資料を御覧いただきたいと思います。土木費につきましては、減額補正事業としまして、6ページに運河の魅力向上事業につきまして記載しておりますので、併せて御参照ください。  甚だ雑駁でございますが、報告事項(1)「令和2年第4回港区議会定例会提出予定案件について」の御説明は以上でございます。よろしくお願いいたします。 ○委員長(やなざわ亜紀君) 説明は終わりました。これより質疑に入ります。議案審議に当たらない程度での御発言をお願いいたします。また、資料要求などございましたら、お願いいたします。 ○委員(風見利男君) この滞納に至った経過などというのは、資料で出るのでしょうか。 ○住宅課長(野口孝彦君) 滞納に至った経過につきましては、補足説明のための資料として調製して提出させていただきます。 ○委員長(やなざわ亜紀君) ほかに御質問等ございませんか。              (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長(やなざわ亜紀君) この際、皆さんに御相談いたします。当常任委員会の定例会中の視察についてですが、何か御意見ございますか。           (「お任せいたします」と呼ぶ者あり) ○委員長(やなざわ亜紀君) それでは、今後の新規請願の状況と、ほかの常任委員会との調整もありますので、正副に一任ということでよろしいでしょうか。              (「はい」と呼ぶ者あり) ○委員長(やなざわ亜紀君) ほかになければ、報告事項(1)「令和2年第4回港区議会定例会提出予定案件について」の報告は、これをもって終了いたしました。     ────────────────────────────────── ○委員長(やなざわ亜紀君) 次に、報告事項(2)「港区緑と水の総合計画(素案)について」、理事者の説明を求めます。 ○都市計画課長岩崎雄一君) それでは、報告事項(2)「港区緑と水の総合計画(素案)について」、御説明をさせていただきます。  最初に、資料の確認をお願いいたします。まず、お手元の資料№2が港区緑と水の総合計画(素案)についてと題したA4判縦のペーパーとなります。次に、資料№2-2が、A3判横の素案の概要となります。そして、資料№2-3が素案の冊子になります。  では、最初に、資料№2、A4判縦の港区緑と水の総合計画(素案)について、御覧いただきたいと思います。まず、1、計画策定の背景と課題でございます。港区緑と水の総合計画は、昭和63年に第1次計画を策定し、その後、10年ごとに計画を策定しており、現行計画の期間は令和2年までとなっております。前回の策定から10年が経過し、この間に暑熱環境の悪化や都市型水害の増大など課題が顕在化してきております。また、公園や緑に関する国の施策が転換され、民間との連携や既存の公園ストックなどを柔軟に活用していくことも求められるようになってきております。さらに、新型コロナウイルス感染症の拡大により、公園のオープンスペースの利用の高まりも予想されており、それら課題の解決やめざすまちの姿の実現に向け、緑と水の総合計画を策定することといたしております。  次に、2の計画のポイントでございます。まず、(1)策定の方向性です。3つ掲げております。1つ目が、緑と水の量の確保と質の向上です。緑の量を示す指標の緑被率は、平成28年で21.8%となっており、これまで着実に増加してきているものの、ここ5年では横ばい傾向となっております。本計画では、量と質の確保という方向性を引き継ぎながら、新たな取組を進めるといたしております。  次に、「港区らしい緑と水」を大切にすることです。これは、区の地形や江戸時代からのまちづくりの中で引き継がれてきた緑や、区にある多様な水環境、さらには現在も活発に進められているまちづくりで生み出される緑などを大切にするとともに、魅力を向上する取組を進めるとしております。  次に、区民、事業者とのパートナーシップで取組を進めることです。区内では、民間のまちづくりにより生み出される緑が量と質の向上に貢献していることや、区民等によるアドプト活動によって緑や水が育まれていることから、これまで培った区民や利用者とのパートナーシップにより、これからも取組を進めるとしております。  次に、(2)「めざす将来像」ですが、緑と水が持つ多様な機能を生かすことで、まちの課題の解決や潤いのあるまちづくりを進めるため、めざす将来像を「緑と水と人がはぐくむうるおいある国際生活都市」といたしております。  (3)の重点的な取組については、資料に記載のとおりでございます。  では、内容の御説明に入らせていただきます。最初に、資料№2-3、冊子の11ページを御覧いただきたいと思います。第1章の港区緑と水の総合計画では、港区における水と緑の成り立ちや、持続可能なまちづくりに向け、緑や水の機能を活用するグリーンインフラの概念に基づき、広域的な役割やこれからのまちづくりで求められる役割を踏まえ、緑と水が役割を担う5つの柱を整理しております。  次に、18ページを御覧いただきたいと思います。第2章の緑と水の現状と課題では、まず、当ページから26ページにおいて、緑と水の現状について整理するとともに、27ページの緑と水の機能において、港区の緑と水が役割を担う5つの柱とも連なる14の機能を整理しております。  次に、資料の40ページを御覧いただきたいと思います。国や東京都の動向においては、法制度の改正により、これまで量の整備を基礎としてきた緑が持つ多様性を最大限に引き出すステージへの転換があったことや、SDGsと本計画との関連性について記述しております。  次に、資料の41ページを御覧いただきたいと思います。ここでは、区の緑と水の成り立ちや現況など、区内の緑と水に対する現状を4つの項目に分け確認するとともに、次の42ページにおいて、区民や利用者との連携、協働により、まちづくりにおいて緑と水が持つ多様な機能を引き出すための2つの課題を引き出しております。  次に、43ページを御覧いただきたいと思います。ここでは、ただいま御説明した現状認識や導き出した課題を踏まえ、3つの策定の方向性を示し、緑と水の量や質の確保、緑と水が担う5つの柱に沿った施策展開、さらに、区民、事業者とのパートナーシップの推進により取組を進めるとしております。  次に、45ページを御覧いただきたいと思います。第3章、めざす将来像では、方向性1を踏まえ、緑と水が担う5つの柱に沿った5つのめざすまちの姿を示すとともに、緑と水が持つ多様な機能を生かすことで、誰もが心地よく暮らし、活動できる、潤いあるまちをつくっていくとしております。  なお、当計画の目標については、資料53ページの記述のとおり、令和12年度時点において、緑被率を24%、公園・緑地総面積を107ヘクタールといたしております。  次に、55ページを御覧いただきたいと思います。第4章、将来像実現に向けた施策では、方向性2の内容を踏まえ、第3章で示しためざす将来像実現のため、5つのめざすまちの姿に沿った緑と水の機能を発揮させる14の施策を記述するとともに、特に区が進めていく4つの重点的な取組を掲げております。  次に、115ページを御覧いただきたいと思います。第5章、地区別の方針においては、地域特性に応じ、緑と水が持つ機能を生かした取組の方向性を具体的に示すため、5つの総合支所の区域に応じて、地域別の方針を示しております。  次に、136ページを御覧いただきたいと思います。第6章の計画の推進と進捗管理では、下段に示す様々な要素、リソースを活用して事業を推進することや、資料143ページ記述のとおり、おおむね5年ごとに実施する緑の実態調査の結果を踏まえ、中間年次や計画期間の最終年次に施策等の達成状況を検証し、必要に応じ見直しを行うことを記述しております。  最後に、今後のスケジュールについてです。資料№2の裏面を御覧いただきたいと思います。本委員会に御報告後、本年12月1日から令和3年1月5日までパブリックコメントを実施いたします。また、パブリックコメント実施の12月7日と11日には区民説明会を実施する予定となっております。その後、いただいた意見も踏まえた上で、来年の3月に策定する予定といたしております。  甚だ雑駁でございますが、報告事項(2)「港区緑と水の総合計画(素案)について」の御説明は以上となります。 ○委員長(やなざわ亜紀君) 説明は終わりました。それでは、資料要求がございましたら、順次御発言願います。 ○委員(なかね大君) アドプト活動をされている団体と、その団体がされている活動内容などが分かるものがあれば、一覧で頂ければと思います。 ○都市計画課長岩崎雄一君) 資料、調製の上、提出させていただきます。 ○委員(風見利男君) 資料№2-2の緑と水の現況の中で、「民有地における緑化が港区の緑の創出に大きく貢献」となっているのですけれども、大規模な開発が行われたところの従前の樹木の数と、開発が終わった後の樹木の数の比較というのはできるのですか。 ○都市計画課長岩崎雄一君) そのようなデータは出していなかったと思っております。申し訳ございません。 ○委員(風見利男君) 環境影響評価のときに、全部ではないのですけれども、従前の樹木が何本あって、開発後にこれは伐採する、移植をする、終わった後にはこうなるというのが、あったと思います。環境課と相談していただいて、そのような比較的大きなところでどうなっているのかというのがもし分かれば、調製してもらいたいと思うのですけれどもいかがですか。 ○都市計画課長岩崎雄一君) 資料を調製できるか確認させていただきたいと思います。 ○委員(風見利男君) お願いします。 ○委員長(やなざわ亜紀君) ほかにございませんか。              (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長(やなざわ亜紀君) それでは、報告事項(2)「港区緑と水の総合計画(素案)について」は、冒頭お諮りいたしましたように、第4回定例会終了後に質疑を行うこととします。     ────────────────────────────────── ○委員長(やなざわ亜紀君) 次に、報告事項(3)「虎ノ門駅南地区地区計画の変更(案)について」、報告事項(4)「都市再生特別地区の変更(案)について(虎ノ門一丁目東地区)」、報告事項(5)「虎ノ門一丁目東地区第一種市街地再開発事業の決定(案)について」、一括して理事者の説明を求めます。 ○都市計画課長岩崎雄一君) それでは、虎ノ門一丁目東地区に関連する案件として、報告事項(3)「虎ノ門駅南地区地区計画の変更(案)について」、報告事項(4)「都市再生特別地区の変更(案)について(虎ノ門一丁目東地区)」、報告事項(5)「虎ノ門一丁目東地区第一種市街地再開発事業の決定(案)について」、以上の3件について一括して御報告をさせていただきます。  初めに、資料の確認をお願いいたします。お手元の資料№3を御覧いただきたいと思います。表紙をめくっていただき、2ページから21ページまでが地区計画に関連する都市計画の変更(案)の写しとして、国家戦略都市計画建築物等整備事業計画を定める理由書となります。また、22ページには、参考資料として、虎ノ門一丁目東地区のまちづくりについて、参考資料を添付してございます。  続いて、資料№4を御覧いただきたいと思います。表紙をめくっていただき、1ページから7ページまで、都市再生特別地区についての案の写しと理由書となります。  最後に、資料№5を御覧いただきたいと思います。表紙をめくっていただき、1ページから6ページが第一種市街地再開発事業についての案の写しと理由書となります。
     資料の説明に入らせていただく前に、本地区に関するこれまでの当委員会の報告の経緯について御説明させていただきます。虎ノ門一丁目地区は、国家戦略特別区域法に基づき、都市計画法等の特例に係る国家戦略都市計画建築物等整備計画として位置づけられており、都が定める地区計画及び都市再生特別地区を定める都市計画として、市街地再開発事業としております。  都市計画に定めるべき事項の地区計画については、国家戦略特別区域法が準用する都市計画法の規定に基づく原案について、10月28日開会の当委員会において御報告をさせていただきました。原案につきましては、令和2年9月18日から令和2年10月1日までの2週間、縦覧を行うとともに、10月8日までの3週間、意見書を受け付け、8通の意見書の提出がございました。今回の御報告は、地区計画都市再生特別地区、市街地再開発事業について、国家戦略特別区域法第21条第3項に基づく案の内容について、当委員会へ御報告するものでございます。  なお、地区計画及び都市再生特別地区については、東京都都市計画審議会で、市街地再開発事業については、港区都市計画審議会において審議されることとなります。  続いて、当地区のまちづくりについて御説明いたします。資料№3の22ページを御覧いただきたいと思います。虎ノ門一丁目東地区の街づくりについてでございます。  まず、1の計画地の位置・地区の概況でございます。左側の中央の位置図も併せて御覧いただきたいと思います。当地区は、港区の北東部に位置し、地区北側東京メトロ銀座線虎ノ門駅に接しており、外堀通り、愛宕下通り、特別区道第1,011号線、1,166号線に囲まれた約1.1ヘクタールの区域でございます。当地区に隣接する虎ノ門駅は、施設の老朽化が進行し、バリアフリー対応も十分でございません。また、地区内には旧耐震性の建物が多く、防災性に課題を有するほか、細分化した敷地が集積し、幅員の狭い2本の区画道路が存在するため、土地の高度利用が困難となっております。  位置図において青線で示している虎ノ門駅南地区では、既に定められた街並み再生方針に沿って、地区内の整備が段階的に進められており、当地区においては、先行する周辺開発と連携して、虎ノ門駅のさらなる機能拡充を行うことで、将来的な開発動向も見据えた都市基盤の整備に大きく貢献するものとなります。  それでは、当資料の1ページにお戻りいただきたいと思います。虎ノ門駅南地区地区計画変更(案)について御説明いたします。前回の当委員会で御報告した素案の内容と変わっていないため、概略について御説明いたします。1ページには、地区計画の名称、位置、面積を示しております。また、1ページから2ページにかけて、地区計画の目標を示しております。  2ページを御覧ください。区域の整備、開発及び保全に関する方針といたしまして、公共施設等の整備の方針、建築物の整備の方針としてございます。  続いて、2ページ下段から3ページにかけまして、再開発促進区の位置、面積、土地利用に関する基本方針、主要な公共施設の配置及び規模を記載してございます。  続きまして、3ページ下段から4ページにかけまして、整備計画の内容として、位置、面積、地区施設の配置及び規模を記載してございます。  また、4ページから5ページにかけまして、建築物に関する事項を記載しております。  続きまして、6ページを御覧いただきたいと思います。6ページから15ページまでに、今回の変更概要を記してございます。こちらも、前回の委員会で御報告させていただいた内容と変更はないことから、概略を御説明いたします。アンダーラインを引いた部分が、変更箇所及び追加箇所を示しております。6ページから9ページまでは、地区計画の目標、区域整備、開発及び保全に関する方針に関する変更内容を記載してございます。  続きまして、9ページを御覧ください。9ページから15ページには、当事業を行うC街区に地区整備計画を定めるに当たって必要となる地区施設の配置及び規模や建築物に関する事項として、歩道状空地や建築物の用途の制限、敷地面積の最低限度などを定めております。  続きまして、16ページを御覧いただきたいと思います。計画図1でございます。地区計画及び再開発等促進区の区域、地区整備計画の区域、街区の区分を示しております。  17ページを御覧いただきたいと思います。計画図2でございます。地上レベルの主要な公共施設及び地区施設の配置を示しております。  18ページを御覧いただきたいと思います。計画図2-2でございます。地下レベルの主要な公共施設及び地区施設の配置を示しております。  19ページを御覧いただきたいと思います。計画図3でございます。壁面の位置の制限を示しております。  20ページを御覧いただきたいと思います。方針附図でございます。本地区周辺歩行者ネットワークを示しております。  続きまして、21ページを御覧ください。こちらは、国家戦略都市計画建築物等整備事業を定める理由書でございます。下から4行目の記載のとおり、東京の成長を支える国際エリアにふさわしい町並みの形成や都市機能の導入を図り、国際競争力強化を実現するため、地区計画の変更に関し、国家戦略都市計画建築物等整備事業を定めるものであるとしております。  報告事項(3)「虎ノ門駅南地区地区計画の変更(案)について」の御説明は以上となります。  続きまして、報告事項(4)「都市再生特別地区の変更(案)について(虎ノ門一丁目東地区)」の御説明をさせていただきます。  資料№4の1ページの表を御覧いただきたいと思います。種類は、都市再生特別地区虎ノ門一丁目東地区、面積は約1.1ヘクタールでございます。建築物の容積率の最高限度は10分の150、建築物の建蔽率の最高限度は10分の8、建築物の高さの最高限度は高層部で180メートルといたしております。  続きまして、2ページを御覧いただきたいと思います。これまで決定されている都市再生特別地区の一覧となります。都市再生特別地区は、東京都全体で一つの都市計画として決定されております。  3ページを御覧いただきたいと思います。表下段の今回変更する地区の欄になりますが、虎ノ門一丁目東地区を新たに追加するため、都市再生特別地区の変更となるものでございます。  次に、4ページを御覧いただきたいと思います。こちらは、計画図でございます。都市再生特別地区の区域境界を示しております。  5ページを御覧ください。こちらは、計画図2です。建築物の高さの最高限度及び壁面の位置の制限範囲を示してございます。  6ページを御覧いただきたいと思います。こちらは、別添図でございます。当計画に併せて整備する地下通路や電線類の地中化、道路表層整備等の範囲を示しております。  7ページを御覧いただきたいと思います。7ページから8ページにかけまして、国家戦略都市計画建築物等整備事業を定める理由を記載しております。7ページ下から9行目以降の記載のとおり、本地区では、地下鉄銀座線虎ノ門駅と一体となった交通結節点の強化や、緑とにぎわいにあふれる空間の形成、霞が関の近接性を生かしたイノベーションの促進、帰宅困難者対策や自立・分散型エネルギーシステムの導入等による防災対応力の強化、設備の高効率化等による環境負荷低減、これらの取組を通して国際競争力強化を図るため、都市再生特別地区の変更に関し、国家戦略都市計画建築物等整備事業を定めるものであるといたしております。  報告事項(4)「都市再生特別地区の変更(案)について(虎ノ門一丁目東地区)」に関する説明は以上でございます。  続いて、報告事項(5)「虎ノ門一丁目東地区第一種市街地再開発事業の決定(案)について」の御説明をさせていただきます。  資料№5の1ページの表を御覧いただきたいと思います。名称は、虎ノ門一丁目東地区第一種市街地再開発事業、施行面積は約1.1ヘクタールでございます。この事業で整備する内容として、公共施設の配置及び規模、建築物の整備及び建築敷地の整備について、それぞれ定めております。  まず、公共施設の配置及び規模でございます。道路について定めており、幹線街路として、補助線街路第1号線及び放射第21号線を、区画道路として、特別区道第1,011号線について拡幅するといたしてございます。  続きまして、建築物の整備についてです。建築面積約5,500平方メートル、延べ面積約12万6,000平方メートル、使用用途は事務所、店舗、駐車場等となっております。建築物の高さについては、都市再生特別地区と同じ高さの限度となっております。  続きまして、建築敷地の整備についてでございます。建築敷地面積は、約6,400平方メートルでございます。整備計画として、敷地内に地下歩行者通路の出入り口や歩道状空地を整備し、壁面の位置の制限を設けるといたしてございます。  2ページを御覧いただきたいと思います。こちらは、計画図1でございます。第一種市街地再開発事業の施行区域の境界を示しております。  3ページを御覧いただきたいと思います。計画図2でございます。公共施設の配置を示しております。  4ページを御覧いただきたいと思います。計画図3でございます。建築物の高さの最高限度及び壁面の位置の制限範囲を示してございます。  5ページを御覧いただきたいと思います。5ページから6ページにかけまして、国家戦略都市計画建築物等整備事業を定める理由を記載してございます。5ページの下から5行目以降に記載のとおり、街区再編による道路の拡幅や銀座線虎ノ門駅等に連絡する地下歩行者通路の地上出入り口の整備により、虎ノ門駅の機能更新や拡充、駅前拠点にふさわしい都市防災機能の向上を図り、国際化に対応した複合市街地を形成するため、第一種市街地再開発事業の決定に関し、国家戦略都市計画建築物等整備事業を定めるものであるとしております。  報告事項(5)「虎ノ門一丁目東地区第一種市街地再開発事業の決定(案)について」の説明は以上でございます。  最後に、今後のスケジュールについて御説明いたします。再開発事業の決定につきましては、当委員会における報告後、来月2日から16日まで2週間、都市計画案の縦覧等の手続を行う予定でございます。また、来月3日及び4日に、都市計画案の説明会の開催を予定しております。なお、地区計画及び都市再生特別地区の変更につきましては、東京都が同様のスケジュールで進める予定と聞いてございます。その後、来年2月開催の港区都市計画審議会、東京都都市計画審議会を経て、国家戦略都市計画建築物等整備事業に関する事項を定めた区域計画について、内閣総理大臣の認定を受け、国が公示するとともに、東京都及び港区が告示することとなっております。  甚だ雑駁でございますが、虎ノ門一丁目東地区に関連する都市計画案の御説明は、以上でございます。 ○委員長(やなざわ亜紀君) 説明は終わりました。これより質疑に入ります。御質問等ございましたら、順次御発言願います。 ○委員(玉木まこと君) 2点だけ質問させてもらいます。地区ルールなどで附置が義務となっている駐車場などは、ある程度全体で、地区でコントロールするなど、そのような流れでやっているのでしょうか。 ○再開発担当課長(手島恭一郎君) こちらのエリアについては、地区ルールを定めて誘導するということになってございます。現在、都市計画の段階ですので、駐車場を設けるということになってございます。最終的に建築計画と、それから、周辺の開発動向によって、どのように駐車場を配置するのかということは、今後、協議で決定していくことになろうかと考えてございます。 ○委員(玉木まこと君) 駐車場の規模なども、どうなるかはこれからの協議で、決まっていくということでよろしいですか。 ○再開発担当課長(手島恭一郎君) 最終的な駐車場の規模については、建築計画の前までに協議を済ませて、配置を決定するということになろうかと思います。 ○委員(玉木まこと君) ありがとうございます。  もう1点なのですけれども、資料№4の7ページ、理由書のところで、同じような理由書が3つあったので、比べてみたのですけれども、7ページのところ、霞が関の近接性という話と、帰宅困難者対策という話があったのですが、虎ノ門駅の帰宅困難者対策で広場ということも考えていると思うのですが、隣接する千代田区など、そういったところとの話などは何かされているのでしょうか。近隣区も含めた上での話合いになっていくのかと思ったのですけれども、その辺りの協議というのはどのように進めているのでしょうか。 ○再開発担当課長(手島恭一郎君) 虎ノ門駅を含む周辺については、駅前対策の協議会が設立をされていて、外堀通りの北側もまだ港区の区域になってございます。その中で当該地区計画に入っている部分も含めて、皆さんで協力をしながら対策を講じていくということが行われていると聞いてございます。 ○委員(風見利男君) 理由書の中に、国家戦略都市計画建築物等整備事業を定めるものとなっているわけですけれども、これをやることで、開発を進める事業者にとってどのようなメリットがあるのでしょうか。 ○都市計画課長岩崎雄一君) 計画地を含みます六本木、赤坂、虎ノ門地区でございますけれども、東京都等の土木計画において、業務、商業、文化、娯楽、居住などの多様な機能を効果的に組み合わせた、活力と魅力ある都心部の一角を形成する地域として位置づけられているところでございます。  本事業でございますけれども、虎ノ門ヒルズに近接した大規模な開発を行うことで、多様な機能を備えたにぎわいあふれた国際性豊かなまちづくりを行い、大規模な公共施設を整備することで、都市再生に貢献することということを目指しているということでございます。 ○委員(風見利男君) わざわざ国家戦略都市計画建築物等整備事業と定めるわけでしょう。それを決めることでどのようなメリットが発生するのかということです。 ○都市計画課長岩崎雄一君) 都市計画戦略特区を活用することによりまして、事業者といたしましては、都市計画の手続の一部を省略できるというメリットがあるということでございます。 ○委員(風見利男君) 都市計画の手続を一部省略できるというのは、国が国家戦略特区として指定することで、一々、区や東京都で行う都市計画の手続をしなくて済むということですか。例えば、2年かかるものが1年でなど、そのような短縮ができるということでしょうか。 ○都市計画課長岩崎雄一君) 一般的な都市計画手続では、都知事及び区長が都市計画の決定を行いますけれども、国家戦略特別区域法では、国、関係自治体、民間事業者で構成される国家戦略特別区域会議の同意を得て、内閣総理大臣の認定により都市計画の決定がなされることとなります。  ただし、都市計画案の縦覧、意見書の提出、都市計画審議会における審議などの手続は変わらず、これまで同様に皆様の意見を聞いて手続を進めるということになってございます。 ○委員(風見利男君) とにかく手続、意見を聞くというのは当然のことで、それを抜きにはできないわけですけれども、それがあったとしても、期間を短縮して進めることができると。それが一番のメリットになるわけですね。 ○都市計画課長岩崎雄一君) 都市計画の手続の一部を省略できるということでございますので、風見委員のおっしゃるとおりということでございます。 ○委員(風見利男君) そうすると、通常だとどれぐらい、普通の手続上でいったらこれぐらいかかるものが、国家戦略特別区域法の手続でいくとどれぐらいになるかというのは、計算できるのですか。 ○都市計画課長岩崎雄一君) 案件ごとによって違いますので、どのくらい短縮できるというのは、具体的なものというのはないということでございます。 ○委員(風見利男君) ただ、わざわざ都市計画課長も先ほど言ったように、短縮できるというこの手法を選ぶわけで、メリットがなければ選ばないわけですよね。これは国からこうだと決めてくるわけなのですか。この地域は全てこれでいくのですよと。このようなことになるわけですか。 ○都市計画課長岩崎雄一君) 都市再生特別地区の区域でございますけれども、これは民間事業者からの提案が基本ということになってございますので、国がここだと決めてきたというわけではございません。 ○委員(風見利男君) 事業者が提案して、国がそれでいいですよとなるわけですよね。ですから、当然、申請する以上、メリットがあるから申請するわけで、そのメリットは短縮期間の問題だけなのですか。 ○都市計画課長岩崎雄一君) 民間事業者から提案ということになっていますけれども、国家戦略特別区域会議の同意を得るということになってございます。この同意を得て初めてこの手続が進むということになってございますので、その会議の中で同意を得た中で一部省略ができるということになるということでございます。 ○委員(風見利男君) それは当然、同意がなければできないわけだけれども、この界隈はみんな国家戦略特区でほとんどずっとやってきているわけですよね。事業者が提案して、これは国家戦略特区の方向性と合致しないので駄目となった例はあるのですか。 ○都市計画課長岩崎雄一君) 事業者から事前相談ということは受けるということでございます。その中で、提案の内容によっては国家戦略特別区域会議の中で同意が得られないというようなものもあります。そのような場合につきましては、事前相談の中で修正するということになってございます。 ○委員(風見利男君) それは計画全体の中で、一部この辺は修正した方がいいなどというのと、大まかにこの計画はいいですよというのと全く違うわけで、基本的には事業者から言われたのがそのままということですか。  再開発は港区決定だけれども、南地区の地区計画の変更と、特別地区の変更は東京都と言っていましたよね。港区に事前に来て相談するのではなくて、東京都に行って相談するということなのですか。 ○都市計画課長岩崎雄一君) 東京都の方にも行きますけれども、区の方にも相談というか、事前にこのようなことをやるということの確認はございます。 ○委員(風見利男君) 当然、港区でやるわけだから、港区を除いてやるということはあり得ないわけで、事前に港区に相談に来て、これをここでやりますよという一定の方向が出て、事業計画が出されて、その段階で初めて東京都とも相談するという流れなのですか。 ○都市計画課長岩崎雄一君) 事業者の方は、事前に東京都とも並行して相談はされていることだと思っております。 ○委員(風見利男君) それと、前回、お聞きしたのですけれども、同意率が、個人の場合は71.7%でしたよね。それはその後、変わっているのでしょうか。 ○再開発担当課長(手島恭一郎君) 個人も法人も同じですけれども、まだ一月足らずしかたっていませんので、同意の中身については変わってございません。 ○委員(風見利男君) この間、いろいろなところでの再開発があり、ある意味、三田小山町はまだこれからなので別ですが、同意率71%台というのは余りなかったと思うのです。少なくとも80%は超えています。港区もこれまで、なるべく同意率が低い段階での同意は認めないと指導してきた中で、今回の場合は71%ですよね。何でこのように同意率が低いにもかかわらず、話が進んでしまっているのでしょうか。 ○再開発担当課長(手島恭一郎君) 全体の同意率のことについては、これは個人、法人の分類にかかわらず、全体としての合意形成がおおむね8割程度のものが先に進んでいくということが基準になってございます。前回の委員会で御指摘ありましたけれども、個人の同意率が若干少ないということに関しては、都市計画の手続を、組合が設立されるに至る流れ、それから、最後には権利変換をされるまでの間、着実に皆さんの御理解を得ながら、事業が皆さんの理解の下に進められるように、準備組合、それから、組合を指導してまいりたいと考えています。 ○委員(風見利男君) あのとき事前に個人も法人もどれだけの土地を持っているかという資料も調製していただいて、個人の場合は本当に小さな地権者がたくさんいるわけですよね。そこでの同意率が低いということになると、いざ事業が始まった段階で、そこにずっと住んでいても、結局そこに住み続けられないという危険が一番あるわけです。今、準備組合、組合をきちんと指導するというお話なのですけれども、本当にそのような小さな権利者がこの計画が進んだおかげでここに住めなくなるということがないような対応を引き続きお願いをしておきたいと思います。それは準備組合の方にもよく、今までも話をされていると思うのですけれども、再度きちんと、事業が進めば進むほど、なかなか話に置いていかれかねないわけで、その辺、きちんと対応するようにお願いしておきたいと思います。よろしいですか。 ○再開発担当課長(手島恭一郎君) 風見委員の御指摘については、準備組合に適切に指導してまいりたいと思います。 ○委員長(やなざわ亜紀君) ほかに御質問等ございませんか。              (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長(やなざわ亜紀君) ほかになければ、報告事項(3)「虎ノ門駅南地区地区計画の変更(案)について」、報告事項(4)「都市再生特別地区の変更(案)について(虎ノ門一丁目東地区)」、報告事項(5)「虎ノ門一丁目東地区第一種市街地再開発事業の決定(案)について」についての報告は、これをもって終了いたしました。     ────────────────────────────────── ○委員長(やなざわ亜紀君) 次に、報告事項(6)「港区基本計画・港区実施計画(素案)について」ですが、冒頭で皆様にお諮りしましたように、本日は前回の要求資料の説明のみを行いたいと思います。理事者より要求資料の説明を求めます。 ○都市計画課長岩崎雄一君) それでは、資料の説明をさせていただきます。  まず、御説明に入ります前に、誠に申し訳ございませんが、このたび、資料の訂正がございました。資料№6-11用地確保の見通しについてでございます。項番1の地図でございますけれども、本来、利用手続が不要な国土地理院の地図を使用しなければいけなかったところ、利用手続が必要な民間企業の地図を使用しておりましたので、差し替えをさせていただきました。内容につきましては変更ございませんが、大変失礼いたしました。申し訳ございません。  それでは、資料の説明に入らせていただきたいと思います。本日は、前回の常任委員会資料要求がございました、各常任委員会の共通資料として提出することといたしたものを、私からまとめて御説明をさせていただきます。その後、当常任委員会に関係する資料につきまして、所管の課長から御説明をさせていただきます。  各常任委員会に共通の資料として提出しております資料は、資料の左上に各委員会共通資料として記載してございます。  初めに、資料№6、港区人口推計の見直しについての御説明をさせていただきます。港区政策創造研究所では、令和2年5月から現在に至るまで人口の減少傾向が続いていることから、新たな人口推計を実施いたしました。  2ページをお開きいただきたいと思います。上のグラフが今回の人口推計で、令和2年10月現在の総人口は25万9,893人でしたが、令和3年10月は25万5,258人で、前年比マイナス約4,600人となる見込みでございます。令和3年以降は増加傾向に転じ、基本計画最終年度の令和8年10月には、28万4,647人に達する見込みでございます。  6ページをお開きいただきたいと思います。項番3に記載しておりますが、推計に当たっては、現在、減少傾向にある人口が今後どのような傾向となっていくか分析いたしました。複数の研究機関の結果から、3大都市圏の実質GDP成長率と、転入者数から転出者数を差し引いた数である転入超過数には、相関の関係があることが示されていることが分かりました。  この内容に基づき、港区における過去の人口動向を分析したのが、7ページの(2)です。図3のグラフは、実質GDP成長率と区の転入超過数の前年差の動きを示したもので、折れ線が同じような動きを示しております。相関を調べたところ、相関係数が0.73を示しており、一般的に強い相関があるものと捉える数値でございます。このことから、景気が大きく変動する際に、区の転入超過数には一定の影響を与える可能性が高いことが確認できました。  8ページから9ページにかけて、経済見通しを人口増減の判断基準として使用した内容の説明を記載しております。  これらの内容を分かりやすく入れさせていただいたものが、10ページの一番上に示しているものでございますが、内閣府が令和2年7月30日に発表した令和2年の内閣府年央試算の見通しでは、令和2年度における実質GDPはマイナス4.5%、令和3年度における実質GDP成長率はプラス3.4%と試算されております。そのため、令和2年10月1日から令和3年9月30日まで人口は減少し、令和3年10月からは人口は増加するという内容となっております。  11ページを御覧いただきたいと思います。補足となりますが、各種動向の推計への反映一覧を示しております。表の一番下に記載しているとおり、新しい生活様式の影響についても検討しておりますが、テレワーク等の普及による住宅価格、家賃の高い都心に住む優位性が失われることが考えられるものの、都心の空洞化が進むことは、住宅価格、家賃の低下につながり、中長期的にも結果として人口増加に転じる可能性もありますが、現時点では判断がつかないため、本推計では生活様式の変化による影響を加味していません。  人口推計の説明は以上でございます。  次に、資料№6-2、みなとタウンフォーラム提言の港区基本計画(素案)への反映状況についてを御説明させていただきます。  項番1の経過を御覧ください。今回のみなとタウンフォーラムは、無作為抽出による区の呼びかけに応えていただいた方々と、公募に対して自ら手を挙げていただいた方々、計75名の皆さんにより、令和元年9月に発足しました。参加者は、街づくり、防災・生活安全、環境・リサイクルなど9つのグループに分かれ、当該グループのテーマについて延べ71回のグループ会議を開催し、その結果としてまとめた提言書を本年3月に区長へ提出していただきました。  また、提言をいただいた後に新型コロナウイルス感染症の感染が拡大し、区民生活に大きな影響が及んでいることから、本年8月に感染症の影響を踏まえた追加提言をいただいております。本資料は、この提言の内容と港区基本計画・港区実施計画(素案)への反映状況を一覧でお示ししたものとなります。  1枚目は、経過を含めた全体の概要となります。みなとタウンフォーラム、9つのグループ全体で合計167の提言をいただいております。具体的には、対応については、次ページ以降でおのおの具体的な事業提言ごとに文章で説明しておりますが、反映状況を分かりやすくするため、反映の結果を凡例のとおり5つに分類して表記してございます。  まず、二重丸(計画事業)でございますが、こちらは提言のとおり、計画事業をボックス事業へ反映しているものでございます。次に、丸(計画事業)ですが、こちらは提言の内容どおりでないものの、趣旨を踏まえた計画事業をボックス事業へ反映しているものでございます。次に、二重丸(主な取組)でございますが、こちらは提言のとおり、主な取組へ反映しているものでございます。次に、丸(主な取組)です。こちらは、提言の内容ではないものの、趣旨を踏まえて計画事業をボックス事業へ反映したものとなってございます。最後に、バツですが、計画事業、ボックス事業と主な取組のいずれにも反映できなかったものとなります。
     167の提言のうち、計画事業、ボックス事業で対応した二重丸が13件、丸が15件、主な取組で対応した二重丸が25件、丸が124件、反映できなかったバツが1件となっております。  表の下の米印を御覧いただきたいと思います。提言の数と反映結果の合計数につきましては、1つの提言に対して複数の取組等に反映しているものがあるため、合致しない場合がございます。  1枚おめくりください。一覧表は、各グループ別に第1グループから第9グループの順に提言を記載しております。表の左側、いただいた提言となっており、提言の具体的な事業ごとに所管を割り振り、反映結果と提言への対応をお示ししております。  なお、新型コロナウイルス感染症の影響を踏まえた追加提言は各グループからいただき、全部で30件でした。追加提言は、それぞれのグループの最後に、当初提言と同様、提言の内容、基本計画の反映結果等を記載してございます。また、追加提言の内容は、イベントや施設等での感染対策を進めてほしい、感染予防のためICTを活用したオンラインの取組を進めてほしいというものが多い傾向にあります。  続いて、資料№6-3から資料№6-7について御説明いたします。こちらの資料は、地区版計画書に関するものとなります。基本計画と同様、各地区で区民参画組織から提言をいただき、各地区版計画書(素案)へ最大限反映してまいりました。また、新型コロナウイルス感染症の拡大を受け、本年7月には、各地区で区民参画組織のリーダー、サブリーダー等に意見聴取を行い、これまでのここでの御意見を踏まえ、実現を目指した各地区の主な取組に新たな生活様式を踏まえた事業運営の推進を加えております。  本資料は、提言及び意見の内容と、各地区版計画書(素案)への反映状況を一覧としてお示ししたものとなります。表の見方は、先ほど御覧いただいたみなとタウンフォーラム提言の反映状況と基本的には同様となりますが、反映結果につきましては、地域事業に反映、主な取組に反映、既存事業で対応、反映できないの4つの区分で示しております。なお、反映できないに区分された提言はございませんでした。  次に、資料№6-8、港区基本計画実施計画(平成30年度~令和2年度)の達成状況について御説明をさせていただきます。現行の港区基本計画実施計画の達成状況を評価するため、令和2年度港区政策評価を実施いたしました。その1次評価に当たりまして、本年5月11日から6月5日にかけて各所管が現行計画に計上している事務事業等の実施状況や課題について記載した評価シートを作成いたしました。本資料は、その評価シートから現行基本計画の事業計画化事業を抽出し、その達成状況をまとめたものでございます。  本資料には、現行計画で掲げている目標値や、平成30年度から令和2年度までの各年度の実績、AからCの3区分による達成状況の評価としてその内容をお示ししております。  次に、資料№6-9、現行港区基本計画と港区基本計画(素案)との事業比較表でございます。資料の左側には、平成30年度から令和2年度までの現行基本計画に計上している全ての事業計画化事業、ボックス事業の事業名称等を政策体系順に一覧として記載し、併せて掲載ページも付してございます。  資料の中ほどでは、今回の港区基本計画(素案)の全ての計画事業について、現行計画と対応させて表示させていただいております。  区分の列を御覧いただきたいと思います。ここが新規となっているものは、左の現行基本計画では、事業計画化事業、ボックス事業としておらず、今回の素案で新たに計上したものとなってございます。継続となっているものは、現行基本計画から引き続き計上していく計画事業となります。バーとなっているものにつきましては、今回の基本計画(素案)では計画事業としていないものになります。バーのうち主な取組として計上したものについては対応する事業名を記載し、主な取組として計上しなかったものは、事業名欄をバーとした上で、一番右側の列の事業化しなかった理由の部分に、その理由を簡素に記載してございます。  次に、資料№6-10、港区基本計画(素案)の施設計画について御説明いたします。本資料は、今回の基本計画(素案)の分野別計画に計上された計画事業のうち、歩道や橋梁、さらには公園などの都市基盤の整備や、改修工事も含めた施設計画をまとめたものでございます。事業数は全部で30事業でございます。資料には、事業名とその内容、活動指標、冊子の掲載ページ、事業計画、事業費を記載してございます。  次に、資料№6-11、用地確保の見通しについてございます。今回の基本計画(素案)の計画事業、ボックス事業の実施に当たり、区の用地を活用した計画事業は、南青山一丁目用地だけであり、高齢者福祉施設の整備を予定してございます。  1ページ中段の地図を御覧ください。地図の斜線部分が、南青山一丁目用地を示しております。面積は1,622.17平方メートルで、現在は区立赤坂中学校仮設校舎として活用しております。令和4年7月まで学校として活用し、仮設校舎撤去工事は同年12月までに完了する予定です。  区では、今後も区の高齢人口や要介護認定者数は増加することが見込まれており、増加する入所需要に対応していく必要があるため、南青山一丁目用地を活用し、地域密着型特別養護老人ホーム及び認知症高齢者グループホームの整備を今回の基本計画(素案)に計画事業として計上してございます。  次に、資料№6-12、現行の地域事業から基本計画事業(素案)へ計上された事業について御説明させていただきます。現行の地域事業から基本計画(素案)へ計上された事業はございませんでした。  最後に、資料№6-13、港区基本計画(素案)新規事業(計画事業及び地域事業)一覧について御説明をさせていただきます。資料の上の表を御覧いただきたいと思います。分野別計画における新規の計画事業は、「かがやくまち」の分野で、自転車等駐車場の整備、港資源化センターの機能強化の2件、「はぐくむまち」の分野では、特別支援教育体制の整備、福祉総合窓口の設置の2件、「実現を目指して」の分野では、ICTを活用した誰もがいつでもどこでも手続ができるサービスの実現、台場コミュニティぷらざ大規模改修の2件となっており、分野別計画全体で計6件となっております。  次に、資料の下の表を御覧いただきたいと思います。こちらは、地区版計画書の新規の地域事業でございます。芝地区総合支所ではエコ芝教室など3件、麻布地区総合支所ではAZABU 愛 CONTACTの1件、赤坂地区総合支所では赤坂・青山みんなで学ぼうさい事業など4件、高輪地区総合支所では高輪情報局の1件、芝浦港南地区総合支所では水辺のまちサーキュラーLAB.など2件となっており、地区版計画書全体では、新規の地域事業は11件となってございます。  資料№6から№6-13につきましての説明は以上でございます。  当常任委員会に関連する資料№6-14から6-20につきましては、所管の課長から御説明をさせていただきます。 ○地域交通課長(海老原輔君) 資料№6-14を御覧ください。資料№6-14は、歩車分離式信号機が設置されている場所(国道、都道を含む)の一覧になります。交差点名と所在地を記載し、全108か所ございます。  次に、資料№6-15を御覧ください。音響式信号が設置されている場所(国道、都道を含む)と、稼働時間の一覧でございます。こちらは、名称、所在地、稼働時間を記載しており、全部で154か所記載しております。  また、音響式信号機につきまして、一般的な稼働時間は午前7時から午後8時で運用されています。なお、№21、竹芝桟橋前、3ページの№111、乃木坂駅前につきましては、稼働時間は24時間でございます。  次に、資料№6-16を御覧ください。歩行者等支援情報通信システムが設置されている場所(国道、都道を含む)の一覧でございます。こちらは、港区内には設置されている場所はございません。 ○土木課長(佐藤雅紀君) 続きまして、資料№6-17を御覧いただきたいと思います。こちらは、キッズゾーンの設置場所についてでございます。昨年5月の滋賀県大津市の散歩中の園児の交通死亡事故、その後、子どもが被害者となる交通事故の発生を受けまして、キッズゾーンの創設を国が掲げたわけでございます。  キッズゾーンは、道路管理者と交通管理者である警視庁と協議の上、区が設定することになってございます。現在、ゾーン設置に向け、警視庁及び所轄警察署と協議を進めている最中でございまして、現時点での設置場所はございません。  続きまして、資料№6-18を御覧ください。こちらは、港区内「ゾーン30」の整備地区でございます。ゾーン30でございますが、生活道路における歩行者等の安全な通行確保ということを目的に区域を定めまして、最高速度30キロメートルの速度規制を実施するとともに、その他安全対策を組み合わせ、ゾーン内の速度抑制、また、抜け道として通行する車両の抑制を図る生活道路対策となってございます。  ゾーン30内は、一方通行規制、大型通行規制などの実施、あるいはハンプや狭窄などの物理的デバイスの設置、あるいは路面標示などの対策を実施します。  図にありますように、区内では、赤枠で示してございますとおり、5支所合わせて12地区がゾーン30の整備を実施してございます。  説明は以上です。 ○住宅課長(野口孝彦君) 資料№6-19、老朽化したマンションの棟数の資料を御覧ください。築後50年以上たちました老朽化マンションの棟数につきましては、124棟となります。この数字は、平成27年に実施した分譲マンション実態調査結果から算出しております。  甚だ簡単ではございますが、説明は以上です。 ○地域交通課長(海老原輔君) 資料№6-20を御覧ください。区内各駅のホームドア設置状況の一覧でございます。令和2年3月現在でございますが、右側の枠に整備状況概要を記載してございます。現在、53整備済みでございまして、整備率は82.8%でございます。  なお、未整備の駅名につきましては、新橋駅、浜松町駅、田町駅、品川駅、神谷町駅、六本木駅、広尾駅、高輪台駅でございます。なお、JRにつきましては2032年度までに、また、神谷町駅、六本木駅の東京メトロ日比谷線におきましては2021年度までに、また、浅草線高輪台駅につきましては2023年度までに整備予定でございます。  説明は以上でございます。 ○委員長(やなざわ亜紀君) 要求資料の説明は終わりました。  それでは、報告事項(6)「港区基本計画・港区実施計画(素案)について」は、冒頭お諮りいたしましたように、第4回定例会終了後の初回の委員会で、政策(1)56ページから、政策(2)79ページまでの説明及び質疑を行いたいと思います。 ○委員(風見利男君) 今の資料について少しいいですか。 ○委員長(やなざわ亜紀君) どうぞ。 ○委員(風見利男君) キッズゾーンの設置場所なのですけれども、調整を進めているということなので、大体何か所ぐらいかというのを次回までに教えていただきたいです。もう1点が、ゾーン30の整備地区なのですけれども、設置基準みたいなものがあるのでしょうか。それも併せて教えていただけますか。 ○土木課長(佐藤雅紀君) キッズゾーンの設置の候補箇所ですが、次回までにお知らせをさせていただきたいと思います。  あと、ゾーン30の設置基準でございますけれども、こちらにつきましても、次回の委員会で御説明させていただきたいと思います。 ○委員長(やなざわ亜紀君) お願いいたします。  ほかの委員の皆様も大丈夫でしょうか。              (「はい」と呼ぶ者あり)     ────────────────────────────────── ○委員長(やなざわ亜紀君) それでは、審議事項に入ります。初めに、審議事項(1)「請願元第13号 東京都市計画道路幹線街路環状第4号線にかかる港区立白金児童遊園敷地港区立白金台幼稚園の敷地を東京都に譲渡しないで頂きたい事を求める請願」を議題といたします。  本請願について、何かございますでしょうか。 ○委員(うかい雅彦君) 請願に関連してなのですけれども、実は白金台の協議会の方から御相談をいただきました。当初の説明では、白金台から高輪台区間がフラットな形で、壁ができてしまうということで御相談をいただいていたのですが、それが高低差をつけて整備するという話に変わってきているということでした。そこら辺について、区道との接続や、既存の道路との高低差をうまく調整できるのかなどのいろいろな御質問もあり、東京都にも要望書を出されたということなのですけれども、大分内容も変わってきているので、ぜひ勉強会といいますか、請願も出ておりますので、東京都から公園についてのことも聞きたいですし、勉強会を開いていただけたらと思います。  特にこの請願が出ている話でありますので、できれば冒頭の質問は、建設常任委員会の委員をまず中心にしていただいて進めていただきたいと思います。そこら辺、付け加えさせていただきたいのですが、ぜひとも調整をしていただけたらと思います。 ○委員長(やなざわ亜紀君) 分かりました。 ○土木課長(佐藤雅紀君) 今、うかい委員御要望の件につきましては、東京都と話をしまして、開催する方向で調整させていただきます。 ○委員(うかい雅彦君) よろしくお願いします。 ○委員長(やなざわ亜紀君) ほかに何かございますでしょうか。              (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長(やなざわ亜紀君) なければ、本請願につきましては、本日継続といたしたいと思いますが、よろしいでしょうか。              (「はい」と呼ぶ者あり) ○委員長(やなざわ亜紀君) それでは、本日継続と決定いたしました。     ────────────────────────────────── ○委員長(やなざわ亜紀君) 次に、審議事項(2)「発案元第5号 街づくり行政の調査について」を議題といたします。  本発案につきまして、何かございますでしょうか。              (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長(やなざわ亜紀君) なければ、本発案につきましては、本日継続といたしたいと思いますが、よろしいでしょうか。              (「はい」と呼ぶ者あり) ○委員長(やなざわ亜紀君) それでは、本日継続と決定いたしました。     ────────────────────────────────── ○委員長(やなざわ亜紀君) そのほか、何かございますか。              (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長(やなざわ亜紀君) なければ、本日の委員会を閉会いたします。                 午後 2時42分 閉会...